ソニーは6日15時、「VAIO」ブランドで展開してきた同社のPC事業を日本産業パートナーズ (JIP)に売却することを発表した。ソニーは2014年春モデルを最後にVAIOの製造、販売を収束し、モバイル領域ではスマートフォンとタブレットに集中する。
VAIOの今後はどうなる?
PC事業の譲渡にあたり、ソニーとJIPは3月末までに正式な契約を締結する。ソニーのPC事業は、JIPが設立する新会社が2014年7月1日をめどに継承する計画だ。設立時における、ソニーの出資比率は5%に留まる。
両社の発表文を引用すると、新会社は「独立した事業会社としてVAIOブランドを付するPC事業の企画、設計、開発から製造、販売などに至る事業全体を運営する」。つまり、今後登場するVAIO新製品には「SONY」のロゴが付かない可能性がある。
新会社は、現在のソニーの長野テクノロジーサイト(長野県安曇野市)を拠点として、ソニーおよびソニー関連会社でVAIOの企画、設計、開発、製造、販売に携わっていた社員250~300名を雇用するという。