東京神田には蕎麦屋の双璧とも言える「藪蕎麦」と「まつや」があります。
どちらも店内のテーブル、椅子の配置はこれでもかってな具合でぎっしりと並べられていて、テーブルも椅子も大きさは必要最低限の大きさです。
どちらも行列店ですから、少しでも席数を増やして回転をよくするのが狙いなのでしょうか。
開店と同時にほぼ満席となる両店、実際行ってみると相席は当たり前、前の人との距離が近いのなんのって。
満席になると密度が高いので大変賑やかで活気がある店内となります。
こんな活気がある店内でテキパキと動く店員さんが運んできてくれるセイロ、活気に押されてサクッと食べてしまいます。
そうなると蕎麦の粋な食べ方は無駄口聞かずにサクッと食べて席を立つのが粋なんですかね。
焼き海苔、板わさで一杯やってる人もダラダラと呑まずにサクッと食べて呑んで席を立つ。
そう言えば昔っから流行ってる酒場も小さなテーブル、椅子がぎっしりで相席で呑みますね。そしてダラダラと呑まない。
サクッとが江戸っ子の基本なんでしょうか。
ゆったりとかゆとりとか寛ぎは必要なかったのか求める余裕がなかったのかはわかりませんが、サクッとしてるのは自分は好きですw